大正10年3月15日に夜ノ森駅の開設から夜の森地区を見守り続け、震災後無人となった夜の森地区を見守りながら令和2年3月14日の新夜ノ森駅の再開を迎えました。
これを機に樹齢100年を迎えた高さ約24mの大イチョウを初めてシンボルツリーとしてライトアップをはじめました。
●開催期間 | 令和2年12月末日まで |
●ライトアップ時間 | 17:00~20:00 |
《伝説》
『大正時代、上千里・南原のある家に、粗末な身なりの老人が一夜の宿を求めて立ち寄ったという。寒い晩だったので、その家の主人は、「なんにもねえげんちょも、寝っとごぐらいはあっから泊まらっしぇ」と親切に泊めてやったという。
次の朝になって、泊った客がなかなか起きてこないので、不審に思って家の人が見に行ったら、静かに息を引き取っていたという。その家の人は、旅の老人を弔うために、遺体と持ち物を動かしたところ、「銀杏」が七粒ころげ落ちた。家の人は、「これも仏の供養」と思い銀杏を蒔いたという。
七粒蒔いた銀杏のうち、三粒が目を出したので、その家の人は一本を新田町の西願寺に、一本を開設されたばかりの夜ノ森駅に植えたという。が、もう一本の苗木はどこに植えられたのか分からない』
(遠藤祝穂著「ちゅうかのれきし第一巻」より)
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