夜の森駅のツツジ
富岡町の観光名所に、町の花にもなっているツツジがあります。
かつて夜の森駅は、ツツジの名所でした。
故半谷六郎町長が、寂しく感じた故郷の駅に300株のツツジを寄贈したのがきっかけとなり、16種、約6000株のツツジやサツキが線路脇の土手に咲き乱れていました。
一度は除染の為に伐採されたツツジでしたが、株を残していたおかげで徐々に再生の萌しを見せています。
かつての夜の森駅
パンフレット
”父の意志を継いだ次男六郎”
半谷六郎は大正に入ってから東京の証券業界に入りましたが、時折帰るふる里の駅があまりにも寂しく感じられ、この駅の土手一面につつじを植えようと決意し、昭和14年から数回にわたりつつじの苗木を植え続けました。
5月中・下旬頃になるとホーム両側の土手には赤やピンク、紫、白など色鮮やかなつつじ約6千株が咲き誇ります。原色の絵の具を落としたような美しさが乗降客の目を楽しませております。
ちなみに夜ノ森駅のつつじは、昭和56年の全国花いっぱい「花と緑の駅」コンクールで見事日本一に輝いております。
夜ノ森駅のツツジの歴史
- 1981年「花と緑の駅コンクール」最優秀賞受賞
- 1986年 ツツジが富岡町の花となる
- 2002年「東北の駅百選」に選定
ツツジの下刈り 2003
町民でツツジの下刈りや剪定を行っていました。
ギャラリー
2020年5月の夜の森駅
だいぶツツジの数が減って寂しくなってしまいましたが、
とみおかプラスさんでツツジの再生事業をおこなっているようです。興味のある方は是非チェックしてみてください。
管理人
是非夜の森のつつじを見に来てね!
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